九州・佐賀「伊万里・瀬貞製作所」の陶器製ウォールフック。
伊万里焼(大川内山)
日本で最初に陶器を完成させた鍋島藩は、より高い品質と技法の維持に努め『藩窯』を組織し、1675年には有田から大川内山に藩窯を移して、その技法が他に漏れないようにしました。この藩窯では大名や将軍家、朝廷に献上するための高級位な焼き物を、明治4年まで焼き続けました。鍋島藩窯のあった大川内山では、明治4年の藩窯解散以後、藩窯で培われた高度な技法を守り、受け継いできました。現在でも、鍋島の技法はもちろん、新たな技術も取り入れた多くの窯元が大川内山にあり、伊万里焼きの中心になっています。
瀬貞(せさだ)製作所
江戸時代から大川内山の鍋島藩御用窯で鍋島焼きを焼き続ける瀬戸口家の末裔による窯の一つです。 |