クリスタルキューブの昆虫標本。
立体的に眺めることができる。
浮かんでいるように昆虫を標本化したキューブ。
強く、美しく、悍しい、あらゆる姿を魅せる昆虫たちを普段は見ることのできない角度から観測する。
キューブは光の加減で印象を変え、季節や時間で違った姿を見せる。
あなたの部屋に、永遠に変わることのない生命の姿を取り入れてみませんか。
「キチョウ」
黄色い羽の小型のチョウ。成虫で越冬するので、冬でも暖かい日に は活動することがある。住宅地から山地までどこででも見られるが、 あまり開けた明るい場所は好まない。吸蜜(きゅうみつ)や吸水の とき、羽を閉じてとまる。夏型は羽に黒いふちどりがあるが、越冬 型は目立たない。幼虫はおもにネムノキやハギなど、潅木(かんぼく) のマメ科植物の葉を食べる。
「コガネムシ」
全身が緑色に輝く美しい甲虫。なじみ深い虫なので、見過 ごしがちだが、いろいろな角度でじっくり眺めると、宝石 のような輝きに見ほれてしまう。雑木林の周辺に普通に見 られ、サクラ、クヌギなど多くの広葉樹の葉を食べる。幼 虫は、土の中で植物の根を食べる。
「キョクトウサソリ」
キョクトウサソリ科は 92 属 1049 種が報告され、体長は 20mm ~ 120mm 以上と様々である。肉食で、昆虫やその他の小動物を 捕食する。野外に生活するものと、家屋にしばしば侵入するも のがあり、いずれも暗所を好み夜行性である。自然分布としては、 キョクトウサソリ科のマダラサソリは石垣島、西表島、宮古島、 与那国島、及び小笠原諸島に分布する。
「ペラルマトスマルバネクワガタ」
オスの場合、大歯型では大顎全体が上方に反り、先端付近の内歯で噛 み合うようになっている。「丸羽根」の名の通り上翅を含む平面形は ズングリとしている。体色は全身が黒いものが多く一般的には地味な イメージがあるが、全体或いは前翅のみが褐色のものや、ツヤクワガ タ属の一部のように斜めに黄色い模様がついたり、頭部脇にツヤクワ ガタのような突起が発達する種類も存在する。判別も前胸背板の後角 が尖り方、大顎の内歯の大きさ、有無によって行う。
「ツマグロスズメバチ」
八重山諸島に生息するスズメバチの一種。腹部は前方2節が 黄色、3節目以降は黒色。頭部・胸部は赤褐色。最初は高い ところに巣を作り、台風などから身を守るために引っ越しを 行い、木の枝や草むらなどの地面に設置した場所や、地面か ら低い場所にとっくり型の巣を作る。海外では中国南部,台 湾,ミャンマー,インド,スリランカに分布している。